せち‐りょう【節料】
節の行事に用いる飲食物。また、そのための費用。「晦日(つごもり)にもなりぬれば、ここかしこに—いと多く奉る」〈宇津保・蔵開下〉
せっ‐かい【節介】
[名・形動] 1 節操を堅く守り、世俗に流されないこと。 2 ⇒お節介(せっかい)
せっ‐き【節季】
《季節の終わりの意から》 1 年末。歳末。《季 冬》 2 盆や年末、または節句前の、掛け売買の決算期。
せっ‐き【節気】
「二十四節気(にじゅうしせっき)」に同じ。
せっき‐じまい【節季仕舞(い)】
節季の決算をすますこと。《季 冬》
せっ‐く【節句/節供】
《節日(せちにち)に食物を供する意》年間の節目となる年中行事およびその日。1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽(ちょうよう)など...
せっく‐せん【節句銭】
江戸時代、五節句や盆暮に、借家人が家主へつけ届けした金品。
せっく‐ばたらき【節句働き】
平生は怠けているのに、人々が休む節句に、ことさら忙しげに働くこと。「怠け者の—」
せっ‐けん【節倹】
[名・形動](スル)出費を控えめにして質素にすること。また、そのさま。倹節。節約。「奢侈なる人と—なる人と」〈中村訳・西国立志編〉 「お母様が—して遣って下さるから」〈鴎外・半日〉
せっ‐し【節士】
節義を守る人。節操の堅い人。