うつろ・う【移ろう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「うつ(移)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の音変化》 1 位置や住居を変える。移動する。「木の間を—・う月の光」 2 心変わりする。変心する。「...
うで‐ぶし【腕節】
1 腕の関節。また、腕。「相手の—をへし折る」 2 腕の力。腕力。うでっぷし。
うなぎ‐づつ【鰻筒】
ウナギを捕る仕掛けの一。節(ふし)をくりぬいた長い竹筒を水底に沈めておき、潜入したウナギを引き上げて捕る。
うま‐み【旨み/旨味】
《「み」は接尾語》 1 ㋐食物のうまい味。また、うまい度合い。おいしさ。「材料の—を生かして調理する」 ㋑かつお節・昆布・シイタケなどでとった、だしの味。→旨み調味料 2 技芸などの巧みさ。「汚...
うまみ‐ちょうみりょう【旨み調味料/旨味調味料】
昆布・かつお節・シイタケなどのうまみの成分を、デンプンを原料とした発酵法や、酵母を用いた方法で作った調味料。昆布味のグルタミン酸ナトリウム、かつお節味のイノシン酸ナトリウム、シイタケ味のグアニル...
うま‐ゆみ【騎射/馬弓】
馬上で行う弓矢の競技。端午の節会(せちえ)に行う近衛の武官の騎射(きしゃ)をはじめ、流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさがけ)・犬追物などの総称。まゆみ。きしゃ。→歩射(かちゆみ)
うみ‐ぐも【海蜘蛛】
ウミグモ綱に属する節足動物の総称。海岸から深海まで分布。体長2ミリほどのものから、脚の長さ80センチのものまであり、外形はクモに似るが、頭・胸・腹部に分かれる。極端に長い四対の歩行肢、卵を保護す...
うみ‐けむし【海毛虫】
多毛綱ウミケムシ科の環形動物。海岸の石の下や砂地にすみ、夜、水面に泳ぎ出す。体は紡錘形で、体長5〜8センチ、各環節のいぼ足には白く長い剛毛が密生。本州中部以南に分布。
うみなり【海鳴】
津村節子の長編歴史小説。江戸時代の佐渡鉱山を舞台に、遊女と貧しい人足の恋と運命を描く。同人誌「文学者」に昭和39年(1964)から昭和40年(1965)にかけて連載。単行本は昭和40年(1965...
ウムラウト【(ドイツ)Umlaut】
1 ドイツ語などで、母音の音色がそれに後続する音節の影響で変化すること。母音変異。また、変化したその母音。変母音。ドイツ語ではä、ö、üのように示す。 2 変母音を示す綴字(ていじ)記号「¨」のこと。