え‐びつ【絵櫃】
曲げ物の一。飯櫃のような木製の容器に桃・柳・菊などの絵を彩色したもの。3月や9月の節句に草餅(くさもち)・赤飯などを入れた。
えび‐ね【海老根/蝦根】
ラン科エビネ属の多年草。山林や竹林に生え、高さ30〜40センチ。根茎は太くて節が多く、横にはい、エビに似る。葉は長楕円形で縦ひだがある。春、紫褐色で中央が白または紅紫色の花を10個ほど開く。エビ...
えびら【箙】
1 矢を入れる武具。矢を差す方立(ほうだて)とよぶ箱と、矢をよせかける端手(はたて)とよぶ枠からなる。この左右の端手に緒をつけて腰につける。 2 《1に差す矢の数が24本であることから》連句の形...
エフ‐ち【F値】
1 《Fはfocal(焦点)の意》カメラなどのレンズの焦点距離を有効口径で割った値。F/2.0などと表記する。一般に、カメラのレンズには光線の量を調節する絞りがあり、その絞りの値をさす。絞り値。...
えほう‐まき【恵方巻(き)/吉方巻(き)】
節分の日に、その年の恵方を向いて食べる太巻き寿司。心の内に願い事をしながら黙って食べると願い事がかなうという。 [補説]大阪地方の習慣であるが、平成12年(2000)ごろから全国に広がった。大阪...
えぼし‐がい【烏帽子貝】
甲殻綱エボシガイ科の節足動物。体長約5センチ。頭部は烏帽子形をした5枚の殻に覆われ、柄部は肉質で、船底・流木などに付着。殻の間からひげ状の蔓脚(まんきゃく)を出し、プランクトンを集めて捕食する。
エボラ【Évora】
ポルトガル中南部の都市。古代ローマ時代から交通の要路に位置し、アレンテージョ地方の中心都市として発展。イスラム支配後はポルトガル王ジョアン3世の治下、宮廷が置かれた。16世紀にイエズス会の大学が...
エボラ‐だいせいどう【エボラ大聖堂】
《Sé de Évora》ポルトガル中南部の都市エボラの旧市街にある大聖堂。12世紀末から13世紀初頭にかけて建造。以降、回廊や礼拝堂などが増築された。1584年に天正遣欧使節が立ち寄ったといわ...
えま【絵馬】
謡曲。脇能物。金春(こんぱる)以外の各流。節分の夜、伊勢斎宮で白馬・黒馬の絵馬を掛けて農作を占う風習に、天の岩戸の故事を添えて脚色したもの。えんま。
エム‐トール【mTOR】
《mechanistic target of rapamycin》細胞内のシグナル伝達を通じて、細胞の増殖や代謝を調節する酵素。セリントレオニンキナーゼに分類されるプロテインキナーゼの一種。がん...