たま‐すだれ【玉簾/珠簾】
1 玉で飾ったすだれ。また、すだれの美称。たまだれ。 2 ヒガンバナ科の多年草。地下の鱗茎(りんけい)から細長い葉が群がって出る。夏、高さ約30センチの茎を出し、クロッカスに似た白い花をつける。...
たま‐のれん【珠暖簾】
球や管の形をした玉を貫いた糸を何本も下げ、のれんにしたもの。
なわ‐すだれ【縄簾】
1 縄をいく筋も垂らして、すだれとしたもの。なわのれん。 2 南蛮焼きの茶器、特に水指(みずさし)で、1のような模様があるもの。南蛮縄簾。
なわ‐のれん【縄暖簾】
1 「縄簾(なわすだれ)1」に同じ。 2 《店先に1を下げたところから》居酒屋・一膳飯屋などのこと。「—で一杯やる」
なんばん‐なわすだれ【南蛮縄簾】
⇒縄簾(なわすだれ)
のう‐れん【暖簾】
《「のう(暖)」は唐音》「のれん(暖簾)」に同じ。「—はづし大戸を閉めて」〈浄・博多小女郎〉
の‐れん【暖簾】
《「のんれん」「のうれん」の音変化。もと、禅家で簾(す)のすきまをおおい風よけとする布の帳(とばり)をいった》 1 商家で屋号・店名などをしるし、軒先や店の出入り口にかけておく布。また、それに似...
のん‐れん【暖簾】
《「のん(暖)」は唐音》「のれん(暖簾)1」に同じ。〈文明本節用集〉
はな‐のれん【花暖簾】
鮮やかな色を取り合わせて花模様をおぼろ染めにしたのれん。 [補説]書名別項。→花のれん
ば‐れん【馬簾】
1 纏(まとい)の周囲に房のように垂れ下げた、細長いラシャや厚紙、革などで作った飾り。 2 印刷で、点線の連続する罫線(けいせん)。目次を組むときなどに使用。