むくろ‐ごめ【躯籠】
からだごと。「—により給へと言ひたるを、五体ごめとなむ言ひつる」〈枕・一〇八〉
むし‐かご【虫籠】
スズムシやホタルなどの虫を飼っておく小さなかご。むしこ。《季 秋》「—に酒吹きたかり誕生日/桂郎」
むし‐こ【虫籠】
1 虫かご。《季 秋》「乾きたる—の草やあら無沙汰/召波」 2 「虫籠窓(むしこまど)」の略。「源右衛門—より手を出だし」〈浄・堀川波鼓〉
め‐かご【目籠】
物を入れる、目を粗く編んだ竹籠。
め‐ご【目籠】
「めかご」に同じ。
もどり‐かご【戻り駕籠】
客を乗せて送ったあとの、帰りの駕籠。 [補説]曲名別項。→戻駕(もどりかご)
やく‐ろう【薬籠】
1 薬箱。薬入れ。また、腰にさげる小さい薬箱。印籠(いんろう)に似た三重や四重の重ね箱もある。やろう。 2 高野聖(こうやひじり)が背負う衣類・薬品などを入れる重ね箱。
やす‐はたご【安旅籠】
宿賃の安い旅宿。安宿(やすやど)。
やなぎ‐かご【柳籠】
生の柳の枝で編んだ籠に石を入れたもの。河川の護岸工事などに用いる。
やま‐かご【山駕籠】
昔、山道などで用いた粗末な駕籠。竹で底を円形に編み、垂れがなく、丸棒または丸竹を通してかつぐ。山輿(やまごし)。