おき‐いち【置(き)位置】
置いておく場所。置く場所。置き場。「灯籠の—を決める」
お‐くま【御供米】
《「おくましね」の略》神に供える米。→奠稲(くましね)「扇の骨に紙を—のごとくはさみ」〈虎明狂・目近籠骨〉
おこし‐え【起(こ)し絵】
建物・樹木・人物などを切り抜いて枠の中に立てると、風景・舞台などが立体的に再現されるようになっている絵。茶室の絵図面などに用いられたが、もともとは子供のおもちゃ。組立灯籠(くみたてとうろう)。立...
おこと‐おさめ【御事納め】
1 江戸時代、陰暦2月8日に年神の棚を取り外したりして、正月の行事の終わりとしたこと。事納め。御事。⇔御事始め。 2 東国で、陰暦12月8日に行った、その年の農事の終わりの行事。この日は、「目一...
おこない‐びと【行ひ人】
《「行人(ぎょうにん)」を訓読みにした語》仏道を修行する人。行者。修行僧。「若くより(鞍馬ニ)籠もれる—の」〈宇津保・忠こそ〉
お‐こもり【御籠もり】
[名](スル)神仏に祈願するため一定の期間、神社・仏寺にこもること。参籠(さんろう)。
お‐しずまり【御静まり/御寝】
「寝ること」の意の尊敬語。おやすみ。「—に成った処を御迷惑をかけました」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
お‐しのび【御忍び】
1 身分の高い人が、身分を隠して外出すること。微行。 2 「御忍び駕籠(かご)」の略。
おしのび‐かご【御忍び駕籠】
江戸時代、大名や奥方などが忍びの外出に用いた駕籠。屋根は黒ラシャで覆い、腰と棒を黒く塗った。
お‐じょう【御嬢】
他人の娘の敬称。お嬢様。「あの飯島の—もかわいそうに亡くなりましたよ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉