くじ【籤/鬮】
紙片や竹片などに文句や記号を記し、その一つを抜き取って、事の成否や吉凶を判断したり、当落・順番などを決めたりする方法。また、その紙片・竹片など。古くは神意をうかがうのに用いた。「—に当たる」「あ...
くじ‐うん【籤運】
よいくじに当たるかどうかの運。「—が強い」
くじ‐かさがけ【籤笠懸】
笠懸の一。五対のくじを竹筒に入れ、10人の射手がそのくじを馬上で受け取り、笠懸が終わったのち、対のくじを持っている者と射当てた矢の数を競う。
くじ‐づつ【籤筒】
くじを入れ、振りゆするとくじが出るように穴をあけた筒。
籤(くじ)に取(と)・る
くじを引いて決める。くじを引く。「みな紙切れに書き分けて、頭弁朝隆朝臣をして—・らせられけり」〈著聞集・四〉
くじ‐のがれ【籤逃れ】
1 くじ引きによって役目や当番などを逃れること。 2 もと、徴兵検査で甲種合格の者が、くじ引きの結果入営を免除されたこと。
くじ‐の‐やく【籤の役/孔子の役】
室町幕府の職名。毎年正月の評定始めの式で、政務の会議で発言する人を決めるためのくじを出す役。
くじ‐びき【籤引(き)】
くじを引くこと。くじで物事を決めること。抽籤(ちゅうせん)。
くじ‐ふだ【籤札】
くじ引きに使う札。
くじ‐まと【籤的】
鎌倉時代以後、武家の間で行われた射芸の一。矢代(やだい)を振って二組みに分かれ、物を賭けて勝負を争うもの。賭け的。