いき【粋】
[名・形動]《「意気」から転じた語》 1 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「—な姿」「—な柄」「—な店」⇔野暮(やぼ)。 2 人情の機微...
きっ‐すい【生粋】
《「きすい」の音変化》まじりけが全くないこと。「—の江戸っ子」
こ‐いき【小意気/小粋】
[名・形動] 1 どことなく粋なこと。洗練されていること。また、そのさま。「—な身なり」 2 (「小意気過ぎる」の形で)こましゃくれているさま。小生意気(こなまいき)。「—過ぎたる小坊主め」〈浄...
こく‐すい【国粋】
その国の国民性または国土の特徴となる長所や美点。
しぜんとじゅんすい【自然と純粋】
河上徹太郎の第一評論集。昭和7年(1932)刊。
しろと‐すい【素人粋】
しろうとのくせに粋人ぶる者。半可通。「ものに馴(な)れたる客は格別、まだしき—は恐れてこなす事ならず」〈浮・一代女・一〉
じゅん‐すい【純粋】
[名・形動] 1 まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「—な(の)アルコール」「—な(の)秋田犬」 2 邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。ま...
すい【粋】
[名・形動] 1 まじりけのないこと。また、そのもの。純粋。 2 すぐれているもの。えりぬき。「日本文化の—」「科学技術の—を集める」 3 世情や人情に通じ、ものわかりがよく、さばけていること。...
すい【粋〔粹〕】
[常用漢字] [音]スイ(呉)(漢) [訓]いき 1 まじりけがない。「生粋(きっすい)・純粋」 2 質が良くすぐれている。すぐれたもの。エッセンス。「国粋・精粋・抜粋」 3 いき。「粋人/無粋...
せい‐すい【清粋】
[名・形動ナリ]清らかでまじりけのないこと。潔白で私欲のないこと。また、そのさま。「此—な私を、熊鷹の、熊手の、掴み面(づら)のと異名をつけ」〈浄・卯月の紅葉〉