いと‐てんつき【糸点突】
カヤツリグサ科の一年草。日当たりのよい道端などに群生し、高さ約20センチ。葉は細長い。秋、細い茎に苞(ほう)のある穂がつく。
いと‐でんわ【糸電話】
玩具の一。長い糸の両端に筒をとりつけ、一方の筒に口を当てて話すと、糸が振動して音が伝わり、もう一方の筒に聞こえるもの。
いと‐とおし【糸通し】
縫い針の穴に糸を通す器具。スレダー。
いと‐とじ【糸綴じ】
製本の方法の一。糸を用いて綴じつけること。かがり綴じ・ミシン綴じなど。
いと‐とり【糸取り】
1 繭を煮て生糸をとること。また、その人。手繰り。糸引き。《季 夏》「—の三人家のものばかり/素十」 2 「綾(あや)取り」に同じ。
いと‐とんぼ【糸蜻蛉】
1 イトトンボ科のトンボの総称。体は小形で細く弱々しく、翅(はね)の脈は粗い。翅を立てて止まる。キイトトンボ・アジアイトトンボなど。とうすみとんぼ。《季 夏》「—宙にとどまり石進む/稚魚」 2 ...
いと‐どころ【糸所】
平安時代、中務省(なかつかさしょう)の縫殿寮(ぬいどのりょう)に属した役所。端午の薬玉(くすだま)などを作った。
いと‐なます【糸膾】
魚肉・大根・ニンジンなどを細く切って、三杯酢であえた料理。
いと‐にしき【糸錦】
1 数種の色糸で文様を織り出した織物。女帯地などに用いる。近世初期に中国から伝来。主産地は、京都・桐生。 2 《組糸で皮を連ねてつづるところから》毛皮で作った衣。皮衣(かわごろも)。
いと‐の‐くつ【糸の鞋】
「糸鞋(しがい)」に同じ。