きじほんまつ‐たい【紀事本末体】
歴史記述の一形式。一つの事件の始終をまとめて記述する方法。南宋の袁枢(えんすう)が著した「通鑑(つがん)紀事本末」に始まる。
きせい‐ほんせん【紀勢本線】
三重県の亀山から新宮(しんぐう)を経て和歌山市に至るJR線。紀伊半島を海岸沿いに走る。昭和34年(1959)全通。全長384.2キロ。
きたん‐かいきょう【紀淡海峡】
和歌山市加太(かだ)と淡路島の由良(ゆら)の間にある海峡。紀伊水道と大阪湾をつなぎ、中央に友ヶ島がある。友ヶ島水道。
き‐でん【紀伝】
1 人物の一代の事績を記録した書物。 2 「紀伝体」の略。 3 「紀伝道」の略。
きでん‐たい【紀伝体】
歴史記述の一形式。本紀(ほんぎ)(帝王の年代記)・列伝(臣下の伝記)・志(社会の現象)・表(年表や系譜など)から成るが、本紀と列伝が中心なのでこの名がある。「史記」に始まり中国の正史形式の標準と...
きでん‐どう【紀伝道】
律令制の大学寮での四道の一。中国の史書・詩文を学ぶ学科。初め文章道(もんじょうどう)とよばれたが、平安時代に入って紀伝道が公称となり、四科の中で最も重んぜられるようになった。
きでん‐はかせ【紀伝博士】
大学寮で紀伝道を教えた博士。
き‐ねん【紀年】
ある紀元から数えた年数。
き‐の‐いらつめ【紀女郎】
奈良中期の万葉歌人。名は小鹿(おしか)。安貴王(あきのおおきみ)の妻。大伴家持(おおとものやかもち)との贈答歌で知られる。生没年未詳。
き‐の‐かいおん【紀海音】
[1663〜1742]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。通称、榎並(えなみ)喜右衛門。豊竹(とよたけ)座の座付作者として竹本座の近松門左衛門に対抗。作「椀久末松山(わんきゅうすえのまつやま)」「お...