べに‐すずめ【紅雀】
スズメ目カエデチョウ科の鳥。全長約10センチ。雄は全体に赤紅色で白点が散在し、雌は黄褐色。雌雄ともくちばしが赤い。南アジアの草原に分布。飼い鳥とされる。
べにずり‐え【紅摺り絵】
浮世絵版画で、墨版のほか紅・緑を主としたわずかな色数の色摺り木版画。江戸中期に始まり、のち錦絵(にしきえ)に発展した。紅絵(べにえ)ともよばれたが、今日では区別している。
べに‐ぞめ【紅染(め)】
紅色に染めること。また、染めたもの。ベニバナで染めたものは本紅染めともいう。くれないぞめ。
べに‐たけ【紅茸】
ベニタケ科ベニタケ属のキノコの総称。茎が太くて短く、傘は浅い漏斗状に開き、赤色のものが多い。大部分が無毒で、食用にされるものもある。ドクベニタケ・アイタケなど。《季 秋》「—を怖れてわれを怖れず...
べに‐ちょく【紅猪口】
内側に紅を塗りつけた猪口形の容器。指先で溶いて唇に塗る。べにちょこ。
べにつけ‐ゆび【紅付け指】
くすりゆび。べにさしゆび。
べに‐づる【紅鶴】
フラミンゴの別名。
べに‐てんぐたけ【紅天狗茸】
テングタケ科のキノコ。有毒。夏から秋、深山の林内に生え、高さ10〜20センチ。傘は深紅色から橙黄色で、表面に白いいぼがある。柄は白く、途中に膜状のつばがあり、下端は膨れている。あかはえとり。
べに‐どうだん【紅灯台】
ツツジ科の落葉低木。山地に自生。輪生状に枝分かれし、枝先に葉がつく。夏の初め、釣鐘状の紅色の小花を総状に垂れてつける。本州・四国・九州に分布。庭園に植えられる。
べに‐の‐き【紅の木】
ベニノキ科の半落葉性の小高木。樹皮は赤褐色。葉は大形の心臓形で、強光を避けて回転する性質がある。秋に紅色か白色の5弁花をつけ、実は三角状で刺が密生し、中に種子が数十個入っている。赤い仮種皮からと...