紅(くれない)は園生(そのう)に植(う)えても隠(かく)れなし
すぐれた者は、どんな所にいても目だつというたとえ。
くれない‐もみじ【紅紅葉】
女房の衣の襲(かさね)の色目。紅・山吹・黄・青・濃紅・淡紅の順に重ねるもの。
ぐ【弘/紅】
〈弘〉⇒こう 〈紅〉⇒こう
ぐ‐れん【紅蓮】
1 紅色の蓮(はす)の花。紅蓮華(ぐれんげ)。「—白蓮の香(におい)ゆかしく」〈露伴・五重塔〉 2 「紅蓮地獄」の略。 3 燃え盛る炎の色のたとえ。「—の炎」
ぐれん‐じごく【紅蓮地獄】
仏語。八寒地獄の第七(鉢特摩(はどま))。ここに落ちた者は、寒さのために皮膚が破れて血が流れ、紅色の蓮の花のようになるという。
ぐれん‐の‐いどほり【紅蓮の井戸掘り】
紅蓮地獄で井戸を掘ること。寒苦のはげしいことのたとえ。
こう【紅】
くれない。くれない色。べに色。「其顔色青(せい)を含み眼辺に—を帯ぶ」〈織田訳・花柳春話〉
こう【紅】
[音]コウ(漢) ク(慣) グ(呉) [訓]べに くれない あか [学習漢字]6年 〈コウ〉 1 鮮やかな赤色。くれない。「紅顔・紅茶・紅潮・紅白・紅葉/暗紅・鮮紅・淡紅」 2 べに。「紅粉」...
こう‐いってん【紅一点】
《王安石「詠柘榴」の「万緑叢中(そうちゅう)紅一点」から。一面の緑の中に一輪の紅色の花が咲いている意》 1 多くのものの中で、ただ一つ異彩を放つもの。「殊に目に立つ—は金釦鈕(きんボタン)の制服...
こう‐う【紅雨】
1 春、花に降りそそぐ雨。 2 赤い花の散るようすを雨にたとえていう語。