も‐の‐こし【裳の腰】
裳の紐(ひも)。裳の腰に付いている飾りの紐。大腰・小腰・引腰(ひきごし)・懸帯(かけおび)など。「萌黄(もえぎ)の—」〈栄花・歌合〉
もの‐も・う【物思ふ】
[動ハ四]物を思う。物思いにふける。「—・ふと人には見えじ下紐(したびも)の下ゆ恋ふるに月そ経にける」〈万・三七〇八〉
やしおおり‐の‐ひもがたな【八入折りの紐刀/八塩折りの紐刀】
何度も繰り返して鍛錬した鋭い紐刀。「—を作りて」〈記・中〉
ゆき‐つぶて【雪礫】
雪をこぶし大に握り固めて、つぶてのようにしたもの。雪合戦などで投げる。《季 冬》「靴紐を結ぶ間も来る—/汀女」
ゆす・う【結ふ】
[動ハ四]「結(むす)ぶ」の上代東国方言。「家(いは)の妹(いも)ろ我(わ)を偲ふらし真結(まゆす)ひに—・ひし紐(ひも)の解くらく思(も)へば」〈万・四四二七〉
ようかいち【八日市】
滋賀県南東部にあった市。古くから市場町として発展した。近江牛や真田紐(さなだひも)を特産。平成17年(2005)に周辺4町と合併して東近江市となった。→東近江
よこ‐おび【横帯】
1 水平方向に長く伸びる帯状のものや模様。 2 柔道で、締めた帯の体の左右の部分。 3 梵鐘の部分の名。紐で区切られた横長の帯状の部分。上帯・中帯・下帯の3本があり、鐘身を水平方向に分割する。お...
よしつね‐ばかま【義経袴】
腰に白絹の紐(ひも)をつけ、裾口の括(くく)りに装飾的な組紐を通した袴。源義経が陣中で用いた鎧直垂(よろいひたたれ)の袴に似せたものという。江戸時代に武士が旅行などの際に用いた。
よじ‐く・れる【捩くれる】
[動ラ下一]ねじりまがる。ねじくれる。また、すなおでなくなる。ひねくれる。「革羽織の紐を見るやうに—・れた挨拶をしなさらずと」〈洒・船頭部屋〉
よつ‐がわり【四つ変はり/四つ替はり】
1 両袖・上前(うわまえ)・下前(したまえ)をそれぞれ色変わりに仕立てること。また、その着物。「いづれも十二三なる娘の子、—の大振袖」〈浮・一代男・五〉 2 4色の段染め。「吉弥笠(きちやがさ)...