さし‐なお・す【差し直す】
[動サ四] 1 あるべきようにきちんと直す。「しどけなくうち乱れ給へるさまながら、紐(ひも)ばかりを—・し給ふ」〈源・葵〉 2 本来のあり方に直す。改める。「我が心過ちなくて、見過ぐさば、—・し...
さなだ【真田】
1 「真田紐(さなだひも)」の略。 2 「真田織り」の略。
さなだ‐うち【真田打ち】
「真田紐(さなだひも)」に同じ。
さなだ‐おり【真田織(り)】
絹糸または綿糸で真田紐のように織ったもの。帯・紐などに用いる。
さなだ‐ひも【真田紐】
太い木綿糸で平たく厚く織る紐。天正(1573〜1592)のころ、真田昌幸(さなだまさゆき)が刀の柄(つか)を巻くのに用いたところからの名という。真田打ち。
さなだ‐むし【真田虫/条虫】
条虫(じょうちゅう)の俗称。平たい体節部が真田紐に似る。
しこ‐ぐさ【醜草】
悪い草。嫌な草。雑草。「忘れ草我が下紐に着けたれど醜(しこ)の—言(こと)にしありけり」〈万・七二七〉
ししき‐たくぼく【四色啄木】
組紐の組み方の一。啄木組の一種で、紺・白・萌葱(もえぎ)・紫の4色の色糸を取り合わせて組んだもの。鎧(よろい)の威(おどし)、刀の下げ緒などに用いる。
し‐じゅ【紫綬】
印や勲章・褒章などに用いる、紫色の組紐、またはリボン。
した‐ひも【下紐】
1 「下帯2」に同じ。 2 《古くは「したびも」》下裳(したも)・下袴(したばかま)などの紐。下結(したゆ)う紐。「君に恋ひうらぶれ居れば悔しくもわが—の結ふ手いたづらに」〈万・二四〇九〉 3 ...