こう‐しょう【交鈔】
中国の金・元・明代に使用された紙幣の総称。宋代の交子(こうし)から発達したもので、明代のものは特に宝鈔(ほうしょう)という。
こくりつ‐ぎんこう【国立銀行】
明治5年(1872)制定の国立銀行条例に基づき、政府発行の不換紙幣の整理と殖産興業資金の供給を目的に設立された銀行。銀行券の発行権を有し、全国的に153行に達したが、同15年の日本銀行設立に伴い...
さいごう‐さつ【西郷札】
明治10年(1877)の西南戦争で、西郷隆盛が戦費調達のために発行した紙幣。10銭・20銭・50銭・1円・5円・10円の6種。
さい‐もん【彩文/彩紋】
いろどりの美しい文様。また、波状線・弧・円などを組み合わせた精密な幾何学的模様。紙幣・証券などの図案に用いる。
さつ【札】
[名]紙幣。
[接尾]助数詞。書状・証文などを数えるのに用いる。「証文を一—入れる」
さつ【札】
[音]サツ(漢) [訓]ふだ さね [学習漢字]4年 〈サツ〉 1 文字を書いた板切れ。「表札・門札」 2 書き付け。証文。手紙。「一札・鑑札・書札・入札」 3 紙幣。「贋札(がんさつ・にせさ...
さつ‐いれ【札入れ】
紙幣を入れる財布。紙入れ。
さつ‐たば【札束】
紙幣を重ねて束にしたもの。また、多額の金銭のこと。「—を積む」
さつ‐びら【札片】
紙幣。金片(かねびら)。
ざいせい‐インフレーション【財政インフレーション】
政府が不換紙幣を濫発したり、中央銀行引き受けによる赤字国債を発行したりすることによって、一般的な物価水準の持続的上昇をもたらす経済現象。