うら‐びょうし【裏表紙】
書物の裏側をおおう表紙。
うわ‐がみ【上紙】
1 上包みの紙。つつみがみ。 2 本などの表紙。
うわ‐びょうし【上表紙】
書籍類の上になる側の表紙。表(おもて)表紙。
うんりゅう‐し【雲竜紙】
細長い繊維をすき込んで、雲のような模様をあらわした和紙。
え‐がみ【絵紙】
1 子供が遊びに使う、色刷りにした絵や模様のある紙。「牡丹の花の模様のついた—」〈中勘助・銀の匙〉 2 画用紙。「—一枚に大きく馬の頭を書いた」〈独歩・画の悲み〉
えしぞうし【絵師草紙】
鎌倉時代の絵巻。1巻。伊予国を賜った喜びがはかなくついえ、仏道に志すようになる貧乏絵師の身の上を、滑稽(こっけい)味を交えて自由な筆致で描いたもの。えしのそうし。
え‐ぞうし【絵双紙/絵草紙】
1 江戸時代、世間の出来事を1、2枚の絵入りの読み物にした印刷物。読み売り。瓦版(かわらばん)。 2 草双紙のこと。 3 絵本番付(えほんばんづけ)のこと。 4 錦絵(にしきえ)のこと。
えちぜん‐がみ【越前紙】
福井県越前市今立地区から産出される和紙の総称。特に奉書紙・鳥の子紙は良質で有名。
え‐てがみ【絵手紙】
絵を書き添えた手紙。形式の制約はないが、葉書を使い、絵に簡単な文を添えるのが一般的。 [補説]書家小池邦夫が昭和中期に始めたとされる。
えどがわ‐がみ【江戸川紙】
明治初期、現在の東京都文京区の江戸川付近で作られた良質の手漉(てす)き紙。主に書簡用の巻き紙とした。