いちらく‐あみ【一楽編み】
江戸時代、和泉(いずみ)国の根付け師、土屋一楽が始めた、精巧な籐(とう)細工。鼻紙入れ・キセル筒などに用いる。一楽織り。
いち‐れん【一連/一聯】
1 関係のあることのひとつながり。「—の事件」 2 穴に糸やひもなどを通してつらねたもののひとつながり。「数珠—」 3 (一聯)漢詩で、一つの対句。 4 全判の洋紙1000枚。
いっかん‐ばり【一閑張】
《江戸前期に中国から帰化した飛来一閑の考案といわれるところから》多く茶道具に用いられる漆器の一。木型などを使って和紙を張り重ね、型を抜いて表面に漆を塗ったもの。張り抜き。
いっ‐さつ【一札】
1 1枚の書き付け。1通の手紙・文書。 2 1通の証書や証文。「あとあとのため先方から—とってある」
いっ‐さん【一算】
[名](スル) 1 1回計算すること。「—願います」 2 算木によって一度占うこと。「卦を設け、—するに至って」〈読・英草紙・四〉
いっ‐し【一紙】
1 1枚の紙。1枚の文書。一札(いっさつ)。 2 一つの新聞。 3 同一の紙。同じ紙。
いっし‐はんせん【一紙半銭】
《紙1枚と銭5厘の意から》ごくわずかなもの。特に、仏家で寄進の額のわずかなことにいう。「—の施し」
いっ‐しょ【一書】
1 一通の手紙または文書。「—を送る」 2 一冊または一部の書物。 3 ある書物。異本。別本。一本(いっぽん)。「—によると」
いっ‐そく【一束】
1 ひとまとめにすること。また、たばねたもの一つ。ひとたば。→束 2 握りこぶしの親指を除いた指4本の幅。矢の長さの単位として用いる。 3 竹・薪・稲や紙の連などの10把(ぱ)。 4 《野菜など...
いっそく‐いっぽん【一束一本】
武家の通常の献上物で、杉原紙(すぎはらがみ)1束(10帖)と扇1本。十帖一本。