おおず【大洲】
愛媛県西部の市。もと加藤氏の城下町。大洲半紙の産地。中江藤樹の邸跡がある。人口4.7万(2010)。
おおず‐ばんし【大洲半紙】
大洲市付近で生産される半紙。ミツマタを原料とする薄手のもの。
おおせ‐がき【仰せ書き】
貴人の言葉を書き記すこと。また、その文書。仰せ文。「人づての—にはあらぬなめりと、胸つぶれて、とく開けたれば、紙にはものも書かせ給はず」〈枕・一四三〉
おお‐たか【大高】
「大高檀紙(だんし)」の略。
おおたか‐だんし【大高檀紙】
大判の檀紙。おおたかがみ。おおたか。高檀紙。
おおたけ【大竹】
広島県南西部、広島湾に面する市。山陽道の宿駅として発展。大正期まで製紙業が栄えたが、今は石油化学工業が盛ん。人口2.9万(2010)。
おお‐はば【大幅】
[名・形動] 1 普通より幅の広いこと。また、そのさま。⇔小幅。「—な洋紙に墨黒々と書いて」〈藤村・破戒〉 2 布地で、幅の広いもの。和服地では、小幅の2倍の約92センチ幅のもの。洋服地ではダブ...
おお‐ばん【大判】
1 紙・帳面・書籍などで、普通のものより紙の寸法の大きいもの。「—の日記帳」 2 安土桃山・江戸時代の大形の楕円形の金貨。表裏に「拾両」などと墨書し、通貨としてよりも賜与・贈答などに用いられるこ...
おお‐ほん【大本】
美濃紙(みのがみ)を二つ折りにした判の大形の和本。
おお‐ぼうしばな【大帽子花】
ツユクサの園芸品種。高さ約50センチに達する。花が大きい。花の青色の汁を、友禅染の下絵書きや和紙の着色に用いた。観賞用。