き‐じ【生地/素地】
1 手を加えていない、もともとの性質。「—が出る」 2 化粧しないままの素肌。素顔。「—のままできれいな人」 3 布・織物などの地質。また、染色や仕立てなどの加工をするための布・織物。「—のいい...
さ‐みず【真水/素水】
混じりけのない水。まみず。「—で洗ふがよい」〈伎・利生深川〉
さ‐ゆ【白湯/素湯】
真水を沸かしただけの湯。
白湯(さゆ)を飲(の)むよう
味もそっけもないたとえ。
しら‐ごえ【白声/素声】
《「しらこえ」とも》 1 平曲で、節をつけずに朗読するように語ること。 2 能で、乱拍子(らんびょうし)の小鼓や懺法(せんぼう)の太鼓を打つときに発する掛け声。 3 日本芸能の発声法の一。一種の...
しら‐じ【白瓷/素地】
1 陶器や瓦(かわら)などの、まだ焼かれないもの。生素地(なまきじ)。また、素焼きのもの。 2 《素焼きであるところから》すり鉢。
しら‐びと【素人】
「しろうと」に同じ。「ただの—が強盗とみづから名乗りて」〈著聞集・一二〉
しら‐びょうし【白拍子】
1 (「素拍子」とも書く)雅楽や声明(しょうみょう)で、笏(しゃく)拍子や扇拍子だけで歌うこと。 2 平安末期から鎌倉時代にかけて流行した歌舞。また、それを演じる遊女。今様などを歌い、水干・立烏...
しら‐ふ【素面/白面】
酒に酔っていない、ふだんの状態。「—では言いにくい話」
しろ‐うお【素魚/白魚】
ハゼ科の海水魚。内湾にすみ、春、川に入って産卵する。全長約5センチ。体色は半透明で死ぬと白くなる。西日本では産卵期に漁獲する。特に福岡市室見(むろみ)川での「躍り食い」は有名。シラウオは別種。い...