し‐えん【紫煙/紫烟】
紫色の煙。紫色のもや。また、特に、タバコの煙。「—をくゆらす」
し‐おに【紫苑/紫菀】
《「おん(苑)」の「ん」を「に」で表記したもの》「しおん(紫苑)」に同じ。「うれしきこと有らん人は—を植ゑて常に見るべし」〈今昔・三一・二七〉
し‐おん【紫苑/紫菀】
1 キク科の多年草。山間の草地に自生し、高さ1.5〜2メートル。根際に大きな葉が群生。秋、多数の淡紫色の花を開く。漢方で根を乾かしてせき止めの薬にする。栽培もされる。鬼の醜草(しこぐさ)。《季 ...
しおん‐いろ【紫苑色】
1 紫苑の花のような色。くすんだ青紫。 2 襲(かさね)の色目の名。表は薄紫、裏は青。または、表は蘇芳(すおう)、裏は萌葱(もえぎ)。秋に用いる。
しおんものがたり【紫苑物語】
石川淳の中編小説。昭和31年(1956)、雑誌「中央公論」7月号に掲載。弓矢に熱中した主人公が、やがて産み出した魔の矢によって滅びていくさまを描く。
しかしちろん【紫家七論】
江戸中期の評論書。1巻。安藤為章著。元禄16年(1703)成立。紫式部と源氏物語についての評論7編を収録。
しがい‐こう【紫外光】
紫外線のこと。
しがい‐せん【紫外線】
可視光線のスペクトルの紫色部より外側にあって、目には見えない光線。波長は1〜380ナノメートル程度で、可視光線より短く、X線より長い。太陽光線・水銀灯の中に含まれ、殺菌作用をもつ。また大気中の酸...
しがいせんきゅうしゅう‐フィルター【紫外線吸収フィルター】
⇒UVフィルター
しがいせん‐けんびきょう【紫外線顕微鏡】
可視光線の代わりに紫外線を利用した顕微鏡。光学顕微鏡の一。可視光線よりも紫外線の方が波長(約200〜400ナノメートル)が短いため、分解能が高い。キセノンランプや水銀灯を光源とし、蛍光板に投影し...