けしずみ‐いろ【消し炭色】
少し紫色を帯びた濃いねずみ色。
けし‐むらさき【滅紫】
くすんだ紫色。めっし。
怪(け)しうはあら◦ず
1 容姿や気だてがそれほど悪くない。たいして劣っていない。「—◦ず、かたち心ばせなど侍るなり」〈源・若紫〉 2 芸などがつたなくない。「—◦ずなりゆくは、このわたりにておのづから物にあはするなり...
け‐そう【顕証】
[名・形動ナリ]《「そう」は「しょう」の直音表記》「けんしょう(顕証)」に同じ。「あなたはいと—なれば、この奥にやをらすべりとどまりてゐたり」〈紫式部日記〉
けち‐えん【掲焉】
[形動ナリ]著しいさま。目立つさま。けつえん。「人の様体、色合ひなどさへ—に顕れたるを見渡すに」〈紫式部日記〉
けっ‐ぱん【血斑】
皮膚・粘膜の組織中に出血することによって起こる、紅色から黒紫色の斑点。
けぶ・る【煙る/烟る】
[動ラ五(四)]《「けむる」の古形》 1 「けむる1」に同じ。「御飯を焚(たい)て居て、余り—・りましたから」〈鉄腸・雪中梅〉 2 「けむる2」に同じ。「裏町は—・るように白い砂けむりをあげて」...
け‐わい
《「気(け)這(は)ひ」の意。「気配」の字を当てて現代では「けはい」という》 1 漠然と感じられる物事のようす。雰囲気。特に、音・声・においなどによって感じられる物事のようす。また、その音やにお...
けんじょう‐の‐そうじ【賢聖障子】
《「げんじょうのそうじ」とも》紫宸殿(ししんでん)の、母屋と北庇(きたびさし)との間の襖(ふすま)障子。東西各4間。中国の三代から唐代までの聖人・賢人32人の姿が描かれている。
けんれつ‐はん【瞼裂斑】
結膜(白目)にできる黄色いしみのような隆起。紫外線やコンタクトレンズによる慢性的な刺激によって起こる。 [補説]「瞼裂」とは、上下のまぶたのあいだのこと。目を開いたときに外から見える眼球の部分で...