さいぼう‐せいぶつがく【細胞生物学】
細胞の機能を中心に、生命現象を解明する現代生物学の一分野。かつて細胞の形態と構造に主眼を置いた細胞学に対し、より広範な生命現象を対象とする。
さいぼうせい‐めんえき【細胞性免疫】
体内に抗原が入ると、主にT細胞が増殖・活性化されて直接に抗原と特異的に反応する免疫。癌(がん)細胞の溶解、臓器移植の拒絶反応など。→液性免疫
さいぼう‐そしき【細胞組織】
基本単位である小団体の活動によって成員を獲得すると、それをさらに小団体に分けて、しだいに拡大していく組織。
さいぼうそしき‐こうがく【細胞組織工学】
⇒ティッシュエンジニアリング
さいぼうぞうしょく‐いんし【細胞増殖因子】
⇒成長因子
さいぼう‐たい【細胞体】
⇒神経細胞体
さいぼう‐だんご【細胞団子】
⇒細胞凝集塊
さいぼう‐ちりょう【細胞治療】
ヒトの細胞を投与・移植することで病気を治療する方法の総称。細胞を体外に取り出し、選択・活性化・増殖などの処理をした後、患者に適用する。輸血・造血幹細胞移植、免疫細胞治療・遺伝子治療・再生医療など...
さいぼう‐どくせい【細胞毒性】
生きている細胞に何らかの障害を与える性質。細胞の機能や増殖を阻害したり死をもたらしたりする外来の化学物質や、放射線などがもつ性質をいう。生体物質や生体の場合は、細胞障害性ともいう。
さいぼうない‐えき【細胞内液】
体液のうち細胞内にあるものをいう。カリウムを多く含む。→細胞外液