さく【幘】
1 昔、中国で、髻(もとどり)を覆い隠し、髪を包むのにつけたきれ。頭巾。 2 天皇が神事に臨むとき、冠の巾子(こじ)と纓(えい)をくくる白い生絹(すずし)。巾子の後ろで結び、その端を垂らす。
さく‐せい【作成】
[名](スル) 1 計画や書類、また文章などを作ること。「予算案の—」「報告書を—する」 2 《保険業界で》社員が顧客の名を借りて契約を結び、保険料は自分が負担すること。
さくら‐むすび【桜結び】
桜の花の形に結ぶ、ひもの結び方。
さげ‐お【下げ緒】
刀の鞘(さや)の栗形(くりかた)に通し、刀を上帯に結び付けるために用いるひも。下げ。
さげ‐そ【下げ苧】
漆喰(しっくい)を塗る際、下地の木摺(きず)りに釘を打ってそれに結び下げる麻糸。漆喰の剝落を防ぐ。さげお。
さげ‐なわ【下げ縄】
1 縄を垂らすこと。また、垂らした縄。 2 土蔵の木舞(こまい)に結びつけた縄。塗りつけた壁土のはげ落ちるのを防ぐためにする。
さ‐ござい
《「さあござい」という呼び声から》江戸中期、正月に江戸の街頭で子供などを相手に福引をさせた商売。数本のひものうちの1本にダイダイを結び、それを引き当てた者に賞品を与えた。辻宝引(つじほうびき)。...
ささ‐ら【細】
[名]「細形(ささらがた)」の略。「—の御帯(みおび)の結び垂れ」〈継体紀・歌謡〉
[語素]《「さざら」とも》細かい、小さい、わずかな、などの意を表す。ささ。さざれ。「—石」「—波」「—荻」
さ・す【刺す】
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》 1 ㋐先の鋭くとがったものを中に突き入れる。突き立てる。突き通す。「指にとげを—・す」「短刀で胸を—・す」「魚をくしに—・す」 ㋑(「螫す」とも書く)毒虫な...
さと‐やま【里山】
人里近くにある、生活に結びついた山や森林。薪(たきぎ)や山菜の採取などに利用される。適度に人の手が入ることで生態系のつりあいがとれている地域をさし、山林に隣接する農地と集落を含めていうこともある...