リポ‐たとう【リポ多糖】
脂質と多糖類が共有結合した物質。グラム陰性菌の細胞壁外層を構成する。内毒素の本体であり、人や動物の体内で強い抗原性を示す。LPS(lipopolysaccharide)。
リポ‐たんぱくしつ【リポ蛋白質】
《lipoprotein》脂質と結合した複合たんぱく質。生物体に広く存在し、生体膜を構成するものは不溶性。血液中のものは水溶性で、コレステロールなどの脂質の運搬を行い、分子密度から低比重リポたん...
りゃく‐おん【略音】
語中で連続する二つの音節が結合して1音節が省略される現象。また、その語形。「みづつく(水漬)」が「みづく」、「あみしろ(網代)」が「あじろ」となる類。
りょうし‐かがく【量子化学】
量子力学の理論を用いて化学現象を解明しようとする理論化学の一分野。化学結合・分子構造・化学反応などの理論が解明されている。
リレーショナル‐データベース【relational database】
データベースの方式の一。また、その方式で設計されたデータベース。データを複数の項目で構成された表で表す。固有の管理番号や項目名により、データを容易に抽出したり、結合したりできる。コンピューターを...
りんさん‐エステル【燐酸エステル】
リン酸とアルコールが結合したエステルの総称。生体内では、細胞膜の主成分であるリン脂質や、生命活動に必要なエネルギーを貯蔵・供給するATP、遺伝情報を司るDNAやRNAなどに含まれ重要な役割を担っ...
りん‐たんぱくしつ【燐蛋白質】
リン酸基と結合した複合たんぱく質の総称。細胞内に広く存在し、牛乳に含まれるカゼイン、鶏の卵黄に含まれるビテリンなどが知られる。ホスホプロテイン。
ルイス‐えんき【ルイス塩基】
米国の物理化学者G=ルイスが定義した塩基。共有結合に使われず、供与できる電子対を少なくとも一つもっている原子・分子・イオン。電子対供与体。⇔ルイス酸。
レクチン【lectin】
細胞膜の糖鎖と結合して細胞凝集反応などを起こす物質。
レチナール【retinal】
脊椎動物の目の網膜において色素たんぱく質のオプシンと結合し、視紅(ロドプシン)という視物質としてはたらく化合物。レチネン。