ごふん‐え【胡粉絵】
胡粉を塗った地の上に、墨・丹(に)・緑青(ろくしょう)・黄土などを用いて描いた絵。
ごもつ‐まきえ【御物蒔絵】
貴人の所蔵する蒔絵。特に、足利義政所蔵品(東山御物)風の蒔絵。
さがし‐え【探し絵/捜し絵】
「絵探し」に同じ。
さし‐え【挿(し)絵】
新聞や雑誌の紙面に挿し入れる、記事に関連のある絵。読み物などの文章に添えられる絵。挿画(そうが)。
さとり‐え【悟り絵】
絵で詞(ことば)の心を表し、その趣意をわからせる判じ物の絵。寓意(ぐうい)の絵。鎌と輪の絵をかき、「ぬ」の字を添えて「かまわぬ」と読ませる類。
さびあげ‐まきえ【錆上げ蒔絵】
錆漆(さびうるし)で肉を高く盛り上げた高蒔絵。錆上げ高蒔絵。
さび‐え【錆絵】
錆漆(さびうるし)で絵や模様を描くこと。またその絵や模様。赤・青などの顔料を加えることもある。
さや‐え【鞘絵】
刀の鞘に映し出して見る絵。オランダ人が伝えたもので、ガラス器などに平たく描いてある絵を鞘などに映すとよくわかるようになるというもの。江戸中期に流行。
さんぼう‐え【三宝絵】
仏・法・僧の三宝を題材として描いた絵。
「三宝絵詞(えことば)」の別称。
さんもん‐え【三文絵】
安物の絵。「店に張ったる—を生きものと見違へしか」〈浄・反魂香〉