いわ‐ろくしょう【岩緑青】
日本画で使われる緑色の顔料。岩絵の具の一。孔雀石(くじゃくいし)から製し、成分は塩基性炭酸銅。
いん‐こく【陰刻】
[名](スル) 文字や絵画などをくぼませて彫ること。⇔陽刻。
[形動][文][ナリ]陰気で寒々としたさま。「—な冬が彼岸の風に吹き払われた時」〈漱石・行人〉
いんしょう‐しゅぎ【印象主義】
《(フランス)impressionnisme》19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フランス絵画に始まり、ヨーロッパに広まった芸術思潮。彫刻・音楽・文学にも及ぶ。自然や事物から受ける感動を忠実に...
インスパイアー【inspire】
《「インスパイヤー」とも》 1 活力となるような思想・感情などを人の心に吹き込むこと。鼓吹。鼓舞。 2 霊感を与えること。着想の元となること。「ピカソの絵画に—された楽曲」
インタラクティブ‐ホワイトボード【interactive whiteboard】
電子黒板のうち、スクリーン上の操作によりパソコンへの入力や指示ができる機能をもつもの。タッチインターフェースのように、スクリーン上に表示されたブラウザーを直接操作したり、手書きの文字や絵をパソコ...
インタルジア【intarsia】
象牙・螺鈿(らでん)・べっこう・金属などを木にはめこんで具体的な絵や幾何学的な図柄を表した美術品。寄木象眼細工。
いん‐てん【院展】
《「日本美術院展覧会」の略》日本美術院が主催する絵画・彫刻などの展覧会。《季 秋》「—の古径の画へと急ぎけり/虚子」
インディアン‐イエロー【Indian yellow】
1 黄橙色(きだいだいいろ)の染料。中国・インドなどで壁の色付けに用いる。 2 黄色の建染(たてぞ)め染料。絹・羊毛・皮革などの浸し染めに用いる。 3 主として水彩画に用いる濃い黄色の絵の具。古...
インディアン‐レッド【Indian red】
1 インド産の酸化鉄粘土から製したベンガラの一種。黄みを帯びた赤色の粉末。つや出し・顔料の材料などに使用。 2 赤鉄鉱からとる淡赤色の絵の具。
インド‐き【インド黄】
濃黄色の絵の具用顔料。古くはインドでマンゴーの葉を食べさせた牛の尿から抽出したが、現在は合成する。