うま‐がた【馬形】
《「うまかた」とも》 1 馬の形。また、馬の形の絵。 2 木や紙で馬の形を作ったり絵に描いたりして、神馬の代わりに神に奉納するもの。
うまがた‐の‐しょうじ【馬形の障子】
表に馬の絵、裏に騎馬でする打毬(だきゅう)の図を描いた、絹張りの衝立(ついたて)障子。清涼殿の西庇(にしびさし)の渡殿(わたどの)の北、台盤所(だいばんどころ)や朝餉(あさがれい)の簀(す)の子...
うまれてはみたけれど【生れてはみたけれど】
小津安二郎監督によるサイレント映画の題名。正式には「大人の見る絵本生れてはみたけれど」。昭和7年(1932)公開。サラリーマンの姿を子供の視点から描いた喜劇。出演、斎藤達雄、吉川満子、突貫小僧ほか。
うみべのそうりょ【海辺の僧侶】
《原題、(ドイツ)Der Mönch am Meer》フリードリヒの絵画。カンバスに油彩。荒れた海を背景に一人の僧侶が佇む光景を描いた作品。1810年、「樫の森の修道院」とともに、ベルリン美術ア...
うめ‐ざら【梅皿】
梅の花の形をした、白色の皿。水彩画を描く際などに、絵の具を溶いたり調合したりするために用いる。
うら‐うつり【裏移り】
1 先に印刷した紙面に、次に刷った紙のインクがついて汚れること。裏汚れ。 2 (「裏写り」とも書く)印刷した紙の裏面に文字や絵が透けて見えること。
うら‐きん【裏金】
1 日本画で、絵絹の裏から金箔(きんぱく)を当てたもの。裏箔(うらはく)。 2 裏に金箔を張った陣笠(じんがさ)。侍大将などがかぶった。 3 江戸時代、藩札発行の際に、その兌換(だかん)のために...
うら‐ざいしき【裏彩色】
中国・日本画で、絵絹の裏側からも彩色すること。色をぼかし柔らかい感じを出す効果がある。また、その彩色。裏塗り。裏具。
うらしま【浦島】
浦島太郎のこと。
謡曲。脇能物。宝生流番外曲。勅使が丹後水の江の浦島明神にもうでると、明神・竜神が現れ、不死の薬を与える。
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流番外曲。釣った亀を祖父と孫が助けると...
うらしま‐じんじゃ【浦嶋神社】
京都府与謝郡伊根町にある神社。浦島伝説が伝わる。絵巻や乙姫小袖、玉手箱などのゆかりの品が残されている。宇良神社。