マダムとにょうぼう【マダムと女房】
五所平之助監督による映画の題名。昭和6年(1931)公開。日本初の本格的なトーキー映画。出演、渡辺篤、田中絹代ほか。第8回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワン作品。
まっ‐こう【抹額/末額】
《「まっかく」の音変化》古代、冠のへりに紅の絹で鉢巻きをして後ろで結んだもの。下級の武官が用いた。もこう。
まつのお‐でら【松尾寺】
京都府舞鶴市にある真言宗醍醐派の寺。山号は、青葉山。西国三十三所第29番札所。開創は、寺伝によれば慶雲年間(704〜708)、唐僧威光の開山。本尊は馬頭観音で、養老年間(717〜724)に泰澄が...
マラカイト‐グリーン【malachite green】
塩基性染料の一。金属光沢のある青緑色の結晶。絹・羊毛・皮革を直接染色するが、日光・アルカリに弱い。
マルギラン【Margilan】
ウズベキスタン東部、フェルガナ州の都市。フェルガナ盆地南東部に位置する。8世紀頃からシルクロードの主要な隊商宿が置かれた。旧ソ連時代に絹織物業が発達し、現在も同国最大の産地として知られる。
マルセル‐せっけん【マルセル石鹸】
《「マルセル」はマルセイユから》オリーブ油などの植物油を原料とする中性石鹸。もとマルセイユ港から輸出したオリーブ油で作られた。水に溶けやすく、生糸の精練、絹・毛織物の洗濯などに用いる。絹練り石鹸。
まんしゅ‐いん【曼殊院】
京都市左京区にある天台宗の門跡寺院。延暦年間(782〜806)最澄が比叡山に建立、東尾坊と称したのに始まる。明暦2年(1656)良尚法親王が現在地に造営。所蔵の絹本着色不動明王像・古今和歌集は国...
マンダレー【Mandalay】
ミャンマー中部、イラワジ川中流の東岸にある商工業都市。旧首都ヤンゴンに次ぐ同国第二の規模をもつ。1857年にコンバウン朝のミンドン王が建設し、1860年から1885年まで都が置かれた。市街は碁盤...
みかえりびじんず【見返り美人図】
江戸前期の浮世絵師、菱川師宣による肉筆浮世絵。絹本着色。赤い着物の女性が歩みの途中で振り返る一瞬を描いた作品。東京国立博物館蔵。
みじか‐らか【短らか】
[形動ナリ]「みじかやか」に同じ。「素絹(そけん)の衣の—なるに、白き大口ふくみくくみ」〈平家・二〉