おとぎ‐ぞうし【御伽草子】
室町時代から江戸初期にかけて作られた短編物語の総称。平安時代の物語文学から仮名草子に続くもので、空想的・教訓的な童話風の作品が多い。また、特に江戸中期、享保(1716〜1736)のころ、大坂の渋...
踊(おど)る阿呆(あほう)に見(み)る阿呆(あほう)
徳島の阿波踊り歌の出だし。「同じ阿呆(あほ)なら踊らにゃ損々」と続く。どちらも似たようなものだというたとえにも使う。
おな・じ【同じ】
[形シク]《「おなし」とも》形容動詞「おなじ」に同じ。体言に続くときには、連体形「おなじき」のほか、和文脈のものでは語幹「おなじ」がそのまま用いられることが多かった。「あしひきの山は無くもが月見...
おなじ【同じ】
《「おなし」とも》 [形動]《形容詞「おなじ」の形容動詞化》 1 別のものではなく、そのものであるさま。同一である。「—学校の卒業生」「行きと—船で帰る」 2 二つ以上のものの内容・状態などに...
おね‐すじ【尾根筋】
尾根となって続く稜線。「—を登る」
おばけのせかい【お化けの世界】
坪田譲治の中編小説。昭和10年(1935)、「改造」誌に掲載。子どもにとっては不可解な死の概念を主題とする児童文学作品。主人公の善太と三平の兄弟は、続く作品「風の中の子供」「子供の四季」にも登場する。
おびじょう‐こうきあつ【帯状高気圧】
東西方向に帯状に広がった高気圧。日本では春や秋に多く、低気圧が日本の北側や南側を通過するため、晴天が続く。
御前(おまえ)百(ひゃく)までわしゃ九十九(くじゅうく)まで
《「お前」は夫を、「わし」は妻をさす》夫婦が共に元気で長生きできるようにとの願いを女性の立場から言ったもの。「共に白髪(しらが)の生えるまで」と続く。
おやみ‐な・い【小止み無い】
[形][文]をやみな・し[ク]少しの間もやむことなく続くさま。間断ない。「雨が—・く降る」
お‐ゆどの【御湯殿】
1 「湯殿」の尊敬語・美化語。 2 清涼殿の北西、後涼殿に続く渡殿(わたどの)にある、天皇が沐浴する部屋。 3 「御湯殿の儀式」の略。 4 御湯殿の儀式に奉仕する女房。 5 近世、大名などの湯あ...