しっ‐こう【執綱】
1 法会などのとき、衣笠(きぬがさ)が傾かないように両側にいて左右の綱をとる役。 2 天台宗寺門派や浄土宗で、宗務をまとめる役。
じょう‐こう【上綱】
1 《「じょうごう」とも》僧綱(そうごう)のうち、上位の者。 2 生物分類学上、必要な場合に亜門と綱の間に設けられる階級。脊椎動物亜門を無顎上綱と顎口上綱に分けるなど。
すず‐の‐つな【鈴の綱】
清涼殿の殿上(てんじょう)の間から校書殿(きょうしょでん)に張り渡した鈴付きの綱。蔵人(くろうど)が小舎人(こどねり)を呼ぶためのもの。
せい‐こう【政綱】
政府や政党が国民に対して公約する基本政策の大綱。
せいふかいはつえんじょ‐たいこう【政府開発援助大綱】
⇒ODA大綱
ぜいせいかいせい‐たいこう【税制改正大綱】
翌年度以降に実施する税制改正の具体的な内容についてまとめた文書。各省庁や業界団体からの要望を受けて、与党の税制調査会が毎年12月中旬に取りまとめる。その後「税制改正の大綱」として閣議決定される。...
ぜん‐の‐つな【善の綱】
《善所に導く綱の意》 1 万日供養や開帳のとき、仏像の手などにかけて参詣者などに引かせる5色の綱。仏にすがる意を表すという。 2 葬式のとき、棺につないで引く白布の綱。
そう‐ごう【僧綱】
1 僧尼を統率し諸寺を管理する官職。僧正・僧都(そうず)・律師が置かれた。 2 僧官と僧位の総称。僧正・僧都・律師と、法印・法眼(ほうげん)・法橋(ほっきょう)。 3 「僧綱領(そうごうえり)」...
そめわけ‐たづな【染(め)分け手綱】
種々の色に染め分けた手綱。染め手綱。
たい‐こう【大綱】
1 ある事柄の根本となるもの。大本(おおもと)。「条約の—を定める」 2 大づかみにとらえた内容。大要。「事業の—を示す」