あか‐うきくさ【赤浮草】
サンショウモ科の常緑の多年生シダ。関西地方の沼や水田にみられ、水面に広がって増える。形はヒノキの葉に似て、紅色を帯びる。関東では別種のオオアカウキクサが多い。
あか‐えぞまつ【赤蝦夷松】
マツ科の常緑高木。樹皮は赤褐色でうろこ状に裂け、球果は紫紅色から褐色に変わる。北海道に分布し、材はパルプ用・建築材料などにする。しんこまつ。
あか‐がし【赤樫】
ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に生える。葉は楕円形。材は赤色で堅く、船具・農具に用いる。かたぎ。おおがし。おおばがし。くまかし。
あかがしら‐からすばと【赤頭烏鳩】
ハト科の鳥。全長約40センチ。全身黒色で緑色の光沢があり、頭部は赤褐色。小笠原諸島にのみ分布するが、しだいに数が減り絶滅に瀕(ひん)している。天然記念物。
あか‐ぎ【赤木】
1 皮をはぎ取ったままの木。→黒木 2 材が赤い木。梅・紫檀(したん)・蘇芳(すおう)・花梨(かりん)など。 3 コミカンソウ科の常緑高木。熱帯に多く、高さは20メートル以上になる。葉は3枚の小...
あかざ【藜】
ヒユ科の一年草。空き地や路傍に生え、高さ約1.5メートル。茎は堅い。葉はひし形に近い卵形で、縁は波形。若葉は紅色をし、食べられる。晩夏、黄緑色の小花が穂状に密生する。中国の原産。近縁種にシロザが...
アカシア【acacia】
《「アカシヤ」とも》 1 マメ科アカシア属の常緑樹の総称。葉は羽状複葉。花は黄色、まれに白色で、多数集まって穂状に咲く。オーストラリアを中心に約650種が分布。ギンヨウアカシア・アラビアゴムノキ...
あか‐つめくさ【赤詰草】
マメ科の多年草。原野や路傍に生え、葉は3枚の長楕円形の小葉からなる複葉で、白い斑がある。夏、赤紫色の小花が集まって球状に咲く。ヨーロッパの原産で、明治初めに渡来。牧草や緑肥にする。むらさきつめくさ。
あかて‐がに【赤手蟹】
イワガニ科のカニ。海岸の河口近くの湿地にすむ。甲幅3センチほど、暗青緑色で、はさみ脚が赤い。
あか‐てつ【赤鉄】
アカテツ科の常緑高木。葉は卵形で柄をもつ。花は釣鐘状で、実は黒くつやがある。九州・沖縄・小笠原に分布。くろてつ。