しょ【緒】
[常用漢字] [音]ショ(漢) チョ(慣) [訓]お いとぐち 〈ショ〉 1 物事のはじまり。発端。いとぐち。「緒言・緒戦・緒論/端緒・由緒」 2 ある事から引き起こされる思い。「情緒・心緒」...
しょく‐しょ【飾緒】
武官が正装のときに、右肩から胸の前に垂らす飾りひも。金と銀の区別がある。一般には参謀懸章という。しょくちょ。
しらべ‐の‐お【調べの緒】
鼓の両面の革と胴とを固定する麻ひも。鼓を打つときに、締めたり緩めたりして調子を整える。
しん‐しょ【心緒】
思いのはし。心の動き。しんちょ。「君の—と自分の—とが一つの脳髄の作用のように理解し合って」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
しん‐ちょ【心緒】
「しんしょ(心緒)」の慣用読み。「かすかなる—の導火線をたどりて」〈藤村・春〉
じょう‐しょ【情緒】
「じょうちょ(情緒)」に同じ。「下町—」
じょう‐ちょ【情緒】
《「じょうしょ」の慣用読み》 1 事に触れて起こるさまざまの微妙な感情。また、その感情を起こさせる特殊な雰囲気。「—豊かな作品」「異国の—があふれる」「下町—」 2 「情動」に同じ。「—不安定」
すず‐の‐お【鈴の緒】
鈴に取り付けて、引いて鳴らすためのひも。鈴緒(すずお)。
すそ‐お【裾緒】
⇒沓引(くつび)き
たち‐の‐お【太刀の緒】
⇒佩(は)き緒