はつ‐かんのん【初観音】
1月18日、その年初めての観世音菩薩の縁日。《季 新年》
はつ‐こうしん【初庚申】
その年最初の庚申(かのえさる)の日。帝釈天(たいしゃくてん)の最初の縁日で、各地の帝釈天を祭る寺や庚申堂に参詣する。初帝釈。《季 新年》「梅が香や—の背戸の風呂/蓼太」
はつ‐だいし【初大師】
その年の最初の弘法大師の縁日。1月21日。初弘法。《季 新年》
はつ‐てんじん【初天神】
正月25日の、その年初めての天満宮の縁日。《季 新年》
はつ‐ふどう【初不動】
その年最初の不動尊の縁日。1月28日。《季 新年》「正月の末の寒さや—/万太郎」
はつ‐やくし【初薬師】
その年最初の薬師如来の縁日。1月8日。《季 新年》
べんじ‐た・てる【弁じ立てる】
[動タ下一]一方的に話をする。まくしたてる。「縁日の手品師の口調でべらべら—・てます」〈谷崎・幇間〉
ほおずき‐いち【酸漿市】
四万六千日の縁日にあたる7月10日とその前日に東京の浅草寺(せんそうじ)境内に立つ、ほおずきを売る市。《季 夏》
や‐し【香具師/野師/野士/弥四】
盛り場・縁日・祭礼などに露店を出して商売したり、見世物などの興行をしたりする人。また、露天商の場所割りをし、世話をする人。的屋(てきや)。
ゆう‐やくし【夕薬師】
薬師の縁日にあたる毎月8日の夕方、薬師に参詣すること。宵(よい)薬師。「朝観音に—」