じゅう‐えん【重縁】
1 親戚(しんせき)または婚姻の関係にある家と重ねて婚姻・縁組を行うこと。また、その相手の家。 2 深い因縁のあること。前世と現世の縁がかさなったもの。「他人同士親子となるは、よくよく他生の—と...
じゅうに‐いんねん【十二因縁】
仏語。人間が過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)の三界を流転する輪廻(りんね)のようすを説明した12の因果関係。無明・行(ぎょう)の過去の二因、識・名色・六処・触・受の現在の五果、愛・取・有...
じゅん‐えん【順縁】
1 仏語。仏道に入る善事としての縁。仏道に入る縁となる善事。⇔逆縁。 2 年をとった者から順に死ぬこと。⇔逆縁。
じょう‐えん【情縁】
男女の間をつなぐ縁。「友の言に従いて、この—を断たんと約しき」〈鴎外・舞姫〉
じょうぎ‐ぶち【定規縁】
両開き戸や引き分け戸で、閉じたとき戸の合わせ目が透かないように縦に取り付けた細い木。帖木(じょうぎ)。
じん‐えん【塵縁】
俗世間のわずらわしい関係。世俗とのつながり。
すのこ‐えん【簀の子縁】
寝殿造りで、広庇(ひろびさし)の外に造った板縁。簀の子で造ったのでいう。
ずい‐えん【随縁】
仏語。縁に従うこと。縁に従って種々の相を生じること。
ぜつ‐えん【絶縁】
[名](スル) 1 関係を絶つこと。縁を絶ち切ること。「親類と—する」 2 導体の間に絶縁体を入れて、電気や熱の伝導を絶つこと。「—物」
ぜん‐えん【全縁】
葉の縁が滑らかで、ぎざぎざのないこと。全辺。