なわ‐ぬけ【縄抜け/縄脱け】
[名](スル)縛られている者が、縄をはずして逃げること。「—の術」
なわ‐のび【縄延び】
江戸時代、検地に使用する縄が、気候条件などにより延びること。また、そのため土地の実面積が、測量面積より大きくなること。
なわ‐のり【縄海苔】
縄のように細長い海藻。うみそうめん(アメフラシの卵塊)のことともいう。「海原の沖つ—うちなびき心もしのに思ほゆるかも」〈万・二七七九〉
なわのり‐の【縄海苔の】
[枕]なわのりは引くと切れやすい意から、「引けば絶ゆ」にかかる。「—引けば絶ゆとや」〈万・三三〇二〉
なわ‐のれん【縄暖簾】
1 「縄簾(なわすだれ)1」に同じ。 2 《店先に1を下げたところから》居酒屋・一膳飯屋などのこと。「—で一杯やる」
なわ‐ばしご【縄梯子】
縄で作ったはしご。平行する2本の太縄に、横に踏み木をつけ、一端につけた鉤(かぎ)を高所にひっかけて用いる。
なわ‐ばり【縄張(り)】
1 縄を張って境界を決めること。 2 建築予定の敷地に縄を張って、建物の位置を定めること。縄打ち。 3 博徒や暴力団などの勢力範囲。「—争い」 4 ある人の勢力範囲や専門とする領域。「営業部の—...
なわ‐びき【縄引き】
《「なわひき」とも》田畑などの境界を示すために、縄を引き渡すこと。
なわ‐ぶね【縄船】
延縄(はえなわ)漁業を行う船。
なわ‐ベッド【縄ベッド】
縄を網状に編んで木枠に張った簡素なベッド。インドなどアジア諸国で使用される。