うね【畝/畦】
1 作物を植えつけたり種をまいたりするため、畑の土を幾筋も平行に盛り上げた所。 2 高い所と低い所が1のように平行して連なった物や形。波や地形・織物などにいう。「—のある生地」
うね‐おり【畝織(り)】
畑の畝のように、横または縦に高低をつけた織物。あぜおり。
うまこり
[枕]美しい織物の意で、同意の「綾(あや)」と同音の「あや」にかかる。「—あやにともしき」〈万・一六二〉 [補説]「美(うま)き織り」の音変化した形か。
うらじま‐おり【裏縞織(り)】
表は無地または霜降りに、裏は格子や縞などに織った織物。毛織物はコートに、絹織物は傘などに用いる。
うるし‐いと【漆糸】
1 鳥の子紙に色漆を塗って細く切り、綿糸に巻きつけた糸。織物の横糸に使う。 2 絹糸に漆加工を施した釣り糸。
うんさい‐おり【雲斎織】
織物の一。斜文織りの丈夫な木綿の布。足袋の底、前掛けなどに用いる。近世、美作(みまさか)津山の人、雲斎の創始という。
ウーリー‐ナイロン【woolly nylon】
ナイロンの繊維を熱で加工し、毛織物のような感触をもたせたもの。下着や靴下などに用いる。
ウール【wool】
1 羊・アルパカ・アンゴラ・ラクダなどの毛。羊毛をさすことが多い。 2 毛織物。
え‐ぎぬ【絵絹】
日本画を描くのに用いる平織りで薄地の絹織物。にじみ止めに礬水(どうさ)をひいて用いる。
エタミーン【(フランス)étamine】
目をやや粗く織った、薄い織物。ドレスのほか、旗やカーテンなどに用いる。