ぶんぴつ‐そしき【分泌組織】
分泌物を含有する植物の組織。細胞内や細胞間に生じ、油脂・乳液・粘液などの分泌物を貯蔵し、分泌する。
ぶんれつ‐そしき【分裂組織】
植物で、細胞分裂を活発に行っている組織。茎・根の形成層や生長点にあり、植物を生長させる働きをもつ。⇔永久組織。
へんか‐そしき【変化組織】
平織り・斜文織り・繻子(しゅす)織りを基礎として変化させた織物組織。魚子(ななこ)織りなど。
ほうしゃ‐そしき【放射組織】
植物の維管束内を、木部・篩部を貫いて放射方向に水平に走る組織。形成層から作られ、柔細胞からなる。養分の通道などの役をするといわれる。射出髄。
ほうてい‐そしき【法定組織】
法律に基づいて設置される組織のこと。
ほうらい‐おり【蓬莱織】
縦糸に濃淡2色または4色の糸、横糸に1色の絹糸を用いて浮き文様を織り出した織物。
ほぐし‐おり【解し織(り)】
絣(かすり)織物の一種。整経した縦糸を横糸で粗く仮織りし、文様を捺染(なっせん)したのち、横糸を抜き去って本織りにしたもの。銘仙などに用いられる。
ほた‐おり【保多織】
香川県で産する綿織物。縦横にガス糸を用い、碁盤の目のように織ったもの。夏の着物地などに用いる。讃岐(さぬき)上布。
ぼう‐しょく【紡織】
糸をつむぐことと、布を織ること。「—機」
まがい‐おり【紛い織(り)】
他の原料を用いて本物に似せて織ること。また、その織物。特に、近世前期、京都の西陣で唐織(からおり)をまねた帯地。