けい‐せん【係船/繋船】
[名](スル) 1 船をつなぎとめること。また、その船。「湾内に—する」 2 海運業が不況のとき、運航による損失を免れるため、船会社が所有船の使用を中止し、港につなぎとめておくこと。また、その船。
けいせん‐かん【係船環/繋船環】
船舶を係留するため、桟橋や埠頭(ふとう)などに設けた、ワイヤーやロープを結びつけるための環。
けいせん‐ちゅう【係船柱/繋船柱】
船舶をワイヤーやロープで係留するために、桟橋や埠頭(ふとう)などに設けた杭・柱。双係柱。ビット。ボラード。
けい‐そう【係争/繋争】
[名](スル)訴訟で、当事者間で争うこと。「目下—中の事件」
けい‐ぞく【係属/繋属】
[名](スル) 1 ある事が他の事に関係していること。「凡(およ)そ人の行為は、後事相(あい)—する長久の鏈(くさり)の端首とならざるものなし」〈中村訳・西国立志編〉 2 訴訟法上の用語で、訴訟...
けい‐ばく【繋縛】
[名](スル) 1 つなぎしばること。また、そのもの。ほだし。「—を解く」 2 精神的に束縛すること。「規則に—される」
けい‐ぼく【繋牧】
家畜を綱でつないで、行動を一定範囲に制限する放牧。
けい‐りゅう【係留/繋留】
[名](スル)船・気球などをつなぎとめておくこと。「港に—された船」
けい‐るい【係累/繋累】
[名](スル) 1 つなぎしばること。 2 心身を拘束するわずらわしい事柄。「—を断つ」 3 面倒を見なければならない親・妻子など。「—が多い」
け‐ばく【繋縛】
1 仏語。心が煩悩(ぼんのう)や外界の事物にしばられて、迷いの状態にあること。 2 「けいばく(繋縛)」に同じ。「言葉に花を咲かせんと思ふ心に—せられて、句長(くなが)になるなり」〈申楽談儀〉