くり‐ごと【繰(り)言】
同じ事を繰り返して言うこと。特に、泣き事や不平などを、くどくどと言うこと。また、その言葉。「—を聞かされる」
くり‐さが・る【繰(り)下(が)る】
[動ラ五(四)] 1 繰り下げられた状態になる。「順番が—・る」⇔繰り上がる。 2 引き算で、ある位の引かれる数が引く数よりも小さいとき、引かれる数に10を加えた結果、一つ上の位の数が1小さくな...
くり‐さげ【繰(り)下げ】
1 繰り下げること。「日程の—」⇔繰り上げ。 2 引き算で、下のけたに数を繰り入れること。
くり‐さ・げる【繰(り)下げる】
[動ガ下一][文]くりさ・ぐ[ガ下二] 1 期日や時間などを、予定より遅くする。「開演時間を—・げる」⇔繰り上げる。 2 順に従ってあとに送る。「順位を一つずつ—・げる」⇔繰り上げる。 3 引き...
くり‐たた・ぬ【繰り畳ぬ】
[動ナ下二]物を手繰り寄せて折り畳む。「君が行く道の長手を—・ね焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも」〈万・三七二四〉
くり‐だし【繰(り)出し】
1 繰り出すこと。また、繰り出す仕組みに作ってあるもの。「—の釣り竿(ざお)」 2 遊女が娼家(しょうか)から揚屋まで道中すること。「衣装は当風三つ重ね、道中は—の浮き歩み」〈浄・吉野忠信〉
くりだし‐あゆみ【繰り出し歩み】
遊女が繰り出しのときに歩く歩き方。腰を据えて、足で八の字を描いて静かに歩くこと。「島原風の八文字、—ゆたかにて」〈伎・壬生大念仏〉
くりだし‐きん【繰出金】
一般会計と特別会計、または特別会計間で支出される経費。地方公共団体の一般会計から、介護保険事業会計・国民健康保険事業会計・地方公営企業会計などに対して繰り出される負担金など。⇔繰入金。
くり‐だ・す【繰(り)出す】
[動サ五(四)] 1 細長い物を順々に引き出す。「糸を—・す」 2 次々に送り出す。「新手を—・す」 3 手もとから勢いよく突き出す。「槍を—・す」 4 大ぜいがそろって勢いよく出かける。「みこ...
くり‐ど【繰(り)戸】
雨戸など、1本の溝を通して戸袋から順に1枚ずつ出し入れする戸。