れん‐ごく【煉獄】
カトリックの教理で、小罪を犯した死者の霊魂が天国に入る前に火によって罪の浄化を受けるとされる場所、およびその状態。天国と地獄の間にあるという。ダンテが「神曲」中で描写。
れん‐ざ【連座/連坐】
[名](スル) 1 他人の犯罪に関して連帯責任を問われて罰せられること。累座。「贈収賄事件に—する」 2 同じ席に連なって座ること。「—の輩(ともがら)、声をも一同に合はせ」〈申楽談儀〉
れんざ‐せい【連座制】
公職選挙法で、選挙運動の総括主宰者や出納責任者・秘書などが、買収などの選挙犯罪を犯し刑に処せられたとき、その当選人の当選を無効とし、5年間は立候補を禁止する制度。
れんぞく‐はん【連続犯】
数個の連続した行為で、同一の罪名に触れるもの。一罪として処罰されたが、昭和22年(1947)廃止。
れん‐るい【連累】
[名](スル)他人の罪や事件に関係して罪や災難をこうむること。まきぞえ。「我輩同志までが—を陥(くら)って」〈魯庵・社会百面相〉
レーンみやざわ‐じけん【レーン・宮沢事件】
日米開戦直後の昭和16年(1941)12月、北海道帝国大学(現北海道大学)の学生と米国人教師夫妻が軍機保護法違反の容疑で特高警察に逮捕され、懲役刑に服した冤罪(えんざい)事件。レーン夫妻は昭和1...
ろう【牢】
罪人などを閉じ込めておく所。牢屋。牢獄。獄(ひとや)。→牢(ろう)として
ろう【牢】
[音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) 1 罪人を閉じ込める所。ひとや。「牢獄・牢死・牢番/脱牢・入牢・破牢」 2 いけにえ。「大牢」 3 がっちりと固い。「牢記・牢固/堅牢」 [補説]原義は、牛馬を閉...
ろう‐ごく【牢獄】
罪人を入れておく所。牢屋。
ろう‐ばらい【牢払い】
江戸時代、牢内の囚人を一時的に解放したこと。将軍家の法事の際に諸国の軽罪囚の赦免や、江戸小伝馬町の大牢で出火・近火のときに期限付きで行われた。