たてぞめ‐せんりょう【建染(め)染料】
そのままでは水に溶けず、一度還元操作を施してから染める染料。染めた繊維は空気中で酸化してもとの染料の色に戻る。インジゴ系染料・インダンスレン系染料などがあり、木綿・羊毛の染色に使われる。バット染料。
タラサ【Tarrasa】
スペイン北東部、カタルーニャ州の都市。カタルーニャ語名テラサ。バルセロナの北西約25キロメートルに位置する。隣接するサバデルとともに、19世紀半ばに羊毛工業の中心地となり、同国の産業革命を牽引し...
たんか‐ほう【炭化法】
紡毛糸の製造工程で、羊毛繊維に混じっている植物性繊維を硫酸・塩酸などを用いて除去する方法。
たんぱく‐せんい【蛋白繊維】
ダイズ・牛乳・ラッカセイなどのたんぱく質を原料に用いて作った繊維。絹や羊毛に類似した性能をもつが、堅牢ではない。
だん‐つう【段通/緞通】
《中国語「毯子(タンツ)」から》屋内敷物用織物のうち、手織りの高級品の称。地糸に麻糸や綿糸を使い、羊毛などの毛を結びつけて立毛にし、さらに各種の色糸を織り込んで模様を表したもの。古くはペルシア(...
チェビオット【cheviot】
イギリスのイングランドとスコットランドの境界にあるチェビオット‐ヒルズ周辺を原産地とする羊毛から織られたツイード生地。
チッペナム【Chippenham】
英国イングランド南西部、ウィルトシャー州の町。コッツウォルズ地方の南端に位置し、エイボン川に沿う。中世より羊毛の取引で発展。セントアンドリュース教会や15世紀に建てられた旧市庁舎をはじめ、歴史的...
ツイード【tweed】
太い羊毛を用いて平織りまたは綾織りにした、粗くざっくりした感じの紡毛織物。スコッチ。
テオティトラン‐デル‐バジェ【Teotitlán del Valle】
メキシコ南部、オアハカ州の町。州都オアハカの南東約20キロメートルに位置する。サポテカ文明の遺跡の上に建造された教会がある。羊毛の織物の産地として有名。
てつ‐ばいせんざい【鉄媒染剤】
鉄塩からなる塩基性媒染剤。羊毛には緑礬(りょくばん)、絹には硝酸鉄・木酢酸鉄などを用いる。