かん‐べに【寒紅】
寒中に作った紅。色が鮮明で美しいとされる。特に、寒中の丑(うし)の日に買うものは小児の疱瘡(ほうそう)などに効くとされた。寒の紅。丑紅(うしべに)。《季 冬》「土産には京の—伊勢の箸(はし)/虚子」
カンポサント【Camposanto】
イタリア中部、トスカーナ州の都市ピサにあるピサ大聖堂に付属する納骨堂。13世紀後半、ジョバンニ=ディ=シモーネの設計で建設が始まり、15世紀に完成した。白大理石によるロマネスク様式の回廊に囲まれ...
カーンヘリー‐せっくつ【カーンヘリー石窟】
《Kanheri Caves》インド西部、マハラシュトラ州にある仏教の石窟寺院群。州都ムンバイの北約40キロメートル、サンジャイガンジー国立公園内の岩山に位置し、紀元前1世紀以降に造られた100...
咳唾(がいだ)珠(たま)を成(な)す
《趙壱「刺世疾邪賦」から》かりそめに出た言葉も、珠玉のように美しいものである。詩文の才が非常にすぐれていることのたとえ。
が‐び【蛾眉/娥眉】
蛾の触角のように細く弧を描いた美しいまゆ。転じて、美人。「嫁たるものは—を顰(ひそ)めて」〈紅葉・二人女房〉
がん‐ぷく【眼福】
珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ。目の保養。「—にあずかる」
き【綺】
[人名用漢字] [音]キ(呉)(漢) 1 美しい模様を織りなした絹。あや絹。「綺羅」 2 飾り立てて美しい。「綺語・綺麗」 3 巧みに織りなすこと。「綺譚・綺談」 [補説]「奇」を代用字とするこ...
きえたおとこのにっき【消えた男の日記】
《原題、(チェコ)Zápisník zmizelého》ヤナーチェクの連作歌曲集。全22曲。テノール、ソプラノ独唱および女声合唱とピアノ伴奏からなる。1917年から1919年にかけて作曲。美しい...
き‐かざ・る【着飾る】
[動ラ五(四)]美しい衣服を着て身を飾る。盛装する。「—・って出席する」
きき‐ほ・れる【聞き惚れる/聴き惚れる】
[動ラ下一][文]ききほ・る[ラ下二]聞いてうっとりする。「美しい歌声に—・れる」