ひらにわ‐こうげん【平庭高原】
岩手県北東部、平庭岳(標高1060メートル)の中腹に広がる高原。山腹の北側には30数万本のシラカバ林があり、その規模は日本一。南側はレンゲツツジの群生地。久慈平庭県立自然公園に指定されている。
ひるがの‐こうげん【ひるがの高原】
岐阜県中西部、大日岳東麓に広がる草原。標高900〜1000メートル、広さは東西3キロメートル、南北2キロメートルに及ぶ。太平洋側と日本海側を分ける分水嶺にあたる。湿原植物のワタスゲとミズバショウ...
ひる‐むしろ【蛭蓆】
ヒルムシロ科の多年草。池や水田の浅水中に群生。根茎は泥中をはい、水中の葉は狭披針形、水面の葉は長楕円形でつやがある。5〜10月、水上に柄を出して黄緑色の小花を穂状につける。《季 夏》「雨雲の風お...
ヒース【heath】
英国スコットランド地方で、ツツジ科のエリカ属やギョリュウモドキ属の低木の総称。また、それが群生した荒地。中部および北部ヨーロッパに多い。
ビッグサイプレス‐こくりつほごく【ビッグサイプレス国立保護区】
《Big Cypress National Preserve》米国フロリダ州南部にある自然保護区。フロリダ半島南西端に広がる湿地帯を含み、エバーグレーズ国立公園と隣接する。名称は、湿地に群生する...
ほととぎす‐がい【杜鵑貝】
イガイ科の二枚貝。潮間帯などの細砂泥底に群生。殻は長卵形で、殻長約3センチ。殻表は黒紫色から黄緑色をし、ホトトギスの羽色を思わせる。
まいづる‐そう【舞鶴草】
キジカクシ科の多年草。高山の針葉樹林下に群生し、高さ10〜25センチ。地表近くを横に伸びる地下茎から茎が出て、上方に2、3枚の心臓形の葉を互生する。5、6月ごろ、白い小花を総状につける。実は丸く...
ま‐こも【真菰/真薦】
イネ科の多年草。沼地に群生し、高さ約2メートル。葉は長くて幅広い。初秋、上方に雌花穂、下方に雄花穂を円錐状につける。茎・葉でござを編み、種子と若芽は食用。また黒穂菌(くろぼきん)がついて竹の子状...
まつ‐も【松藻】
1 イソガワラ科の褐藻。潮間帯の岩上に群生する。長さ約20センチ。茎に多数の短い枝が出て、松の新芽のような形になる。北海道・東北地方に、冬・春にみられ、食用。《季 冬》 2 マツモ科の多年生の水...
まめ‐だおし【豆倒】
ヒルガオ科の一年生の寄生植物。畑などに生え、つる状の茎で他に巻きつき、葉はない。夏から秋、白い小花を群生する。種子を漢方で菟糸子(としし)といい、強壮薬にする。大豆に寄生して害を与えることがある。