りくゆえんぎ【六諭衍義】
中国、明末・清初の人范鋐(はんこう)が平易な口語で「六諭」を解説した書。日本には琉球を経て江戸中期に伝わり、幕府は室鳩巣(むろきゅうそう)に「六諭衍義大意」を作らせた。
りこ‐しゅぎ【利己主義】
社会や他人のことを考えず、自分の利益や快楽だけを追求する考え方。また、他人の迷惑を考えずわがまま勝手に振る舞うやり方。エゴイズム。「—者」
りそう‐しゅぎ【理想主義】
1 理想を立て、実現しようとする立場。空想的、観念的な性格をもつが、現実を改革する重要な基盤ともなる。アイデアリズム。 2 現実をありのままに描写せず、何らかの理想に即して、美的、倫理的調和のう...
りた‐しゅぎ【利他主義】
利己主義に対して、他人の幸福や利益を図ることをまず第一とする考え方。
りち‐ぎ【律儀/律義】
[名・形動] 1 きわめて義理堅いこと。実直なこと。また、そのさま。りつぎ。「—な働き者」「—に盆暮れのあいさつを欠かさない」 2 健康なこと。また、そのさま。丈夫。「お—で重畳、重畳」〈浄・寿...
りっけん‐しゅぎ【立憲主義】
憲法によって支配者の恣意(しい)的な権力を制限しようとする思想および制度。
りつ‐ぎ【律儀/律義】
[名・形動]「りちぎ(律儀)」に同じ。「—な児心をば、見ぬいた小常が侠気(おとこぎ)なり」〈逍遥・当世書生気質〉 [名]《(梵)saṃvaraの訳。身を制する意》悪や過失に陥ることを防ぐ働き...
りゅう‐ぎ【竪義/立義】
法会に際し、学僧を試験するために行われた問答論議の儀式。探題(たんだい)が問題を出し、問者(もんじゃ)が難詰し、試験を受ける竪者(りっしゃ)がこれに答え、全体の事務を会行事(えぎょうじ)が行う。
りょう‐ぎ【両義】
両方の意味。二つの意味。
りょうち‐しゅぎ【了知主義】
意思表示の効力が発生する時期を、相手方がその内容を了知したときとする主義。例えば、手紙を読みおえたときなど。