ひけ‐とり【引け鳥】
1羽が飛ぶとそれに引かれて飛ぶ鳥。「—の我が引け往(い)なば」〈記・上・歌謡〉
ひご‐たい【平江帯】
キク科の多年草。草原にまれに生え、高さ約1メートル。葉はアザミに似て羽状に切れ込み、縁にとげがある。8〜10月、濃青色の花を球状につける。近縁のヨーロッパ原産のルリタマアザミは切り花用に栽培される。
ひさくに【久国】
鎌倉前期、山城の刀工。粟田口国家の子。後鳥羽院の番鍛冶となり、「師徳鍛冶」を拝命。現存する作品は、国宝・重文に指定されている。生没年未詳。
ひ‐すい【翡翠】
1 カワセミの別名。雄が翡、雌が翠。 2 カワセミの羽の色。美しく光沢のある髪の色などにたとえる。翡翠色。 3 つやのある緑色の硬玉。また、硬玉と軟玉の総称。主に翡翠輝石からなり、美しさをカワセ...
ひすい‐の‐かんざし【翡翠の髪状】
カワセミの羽のようにつややかで長く美しい髪。みどりの黒髪。「—、今はつけても何かはせさせ給ふべきなれば」〈盛衰記・四四〉
ひせいしょく‐う【非生殖羽】
⇒非繁殖羽
ひたちやま‐たにえもん【常陸山谷右衛門】
[1874〜1922]力士。第19代横綱。茨城県出身。本名、市毛谷右衛門。梅ヶ谷とともに明治期の相撲の黄金時代をつくった。大正3年(1914)引退、年寄5代目出羽の海を襲名。→第18代横綱大砲(...
ヒッコリー【hickory】
クルミ科の落葉大高木。葉は羽状複葉。5、6月ごろ、雄花と雌花とが咲く。果実は長楕円形で、ペカンといい、食用にする。材は家具やスキー板などに使用。北アメリカの原産。
ひっさき‐ばおり【引裂羽織】
⇒打裂羽織(ぶっさきばおり)
ひとえ‐ばおり【単羽織】
裏をつけない夏用の羽織。《季 夏》「身にからむ—も浮世かな/其角」