はくとう‐おう【白頭翁】
1 しらが頭の老人。白髪の老人。 2 ムクドリの別名。 3 オキナグサの根。漢方で、乾燥させたものを下痢止めに用いる。
ばいたんおう【売炭翁】
唐の白居易の詩の題名。炭焼きの老人が苦労して焼いた炭を、宮中の役人に勅命だといってただ同然で買い取られてしまうことを詠じた風刺詩。新楽府(しんがふ)の一。
ふ‐おう【婦翁】
妻の父。岳父。
ふしぐろ‐せんのう【節黒仙翁】
ナデシコ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ50〜70センチ。茎の節は紫黒色で太く、卵形の葉が対生してつく。夏、朱赤色の5弁花を開く。逢坂草(おうさかそう)。
ふとう‐おう【不倒翁】
「起き上がり小法師(こぼし)」に同じ。
むら‐ぎみ【村君/漁父/漁翁】
漁民の長。「岩の根にかたおもむきに並み浮きてあはびをかづく海人の—」〈山家集・下〉
や‐おう【野翁】
田舎の老人。野老。村老。また、老いた自分をへりくだっていう語。「—恙(つつが)なく」〈芭蕉書簡〉
ろう‐おう【老翁】
年をとった男性。おきな。