なまけ‐ぐせ【怠け癖】
しなくてはならないことを怠ける習慣。「—を直す」
ならい【習い/慣らい】
1 しきたりとなっていること。ならわし。習慣。「土地の—で盆は旧に行う」 2 世間であたりまえであること。世の常。「栄枯盛衰は世の—」 3 ならうこと。学ぶこと。「以て貿易不利にして帰り来らんと...
習(なら)い性(せい)となる
《「書経」太甲上から》習慣は、ついにはその人の生まれつきの性質のようになる。 [補説]「習い、性となる」と区切る。「ならいしょう、となる」「ならいせい、となる」とは読まない。
なら・う【習う/慣らう/馴らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 教わったことを繰り返し練習して身につける。けいこする。「夜ふけに一人でダンスのステップを—・う」 2 知識や技術などの教えを受ける。教わる。学ぶ。「父から将棋を—・う」「...
ならし【慣らし/馴らし】
1 ならすこと。なれるようにすること。「足—」「—に一矢づつ射て見候はん」〈太平記・一七〉 2 習慣。慣習。しきたり。ならわし。「水はまづすみかはるとも円居(まとゐ)ゐる今日の—はいつか絶ゆべき...
ならで‐は
[連語] 1 (多く「ならではの」の形で)ただ…だけ。「日本—の習慣だ」 2 (多く、下に打消しの語を伴って)…でなくては。…以外には。「下町—見ることのできない光景」「恩愛の道—、かかる者の心...
ならわし【習わし/慣わし】
1 しきたり。習慣。風習。「世間の—」「家の—」 2 習わせること。けいこ。「舞—などは、里にていとようしたてて」〈源・少女〉 3 習慣づけること。しつけ。「そよ。誰が—にかあらむ」〈源・澪標〉
ならわし‐もの【習はし物】
習慣で身につけられるもの。慣れによってどうともなるもの。「人の身も—をあはずしていざ試みむ恋ひや死ぬると」〈古今・恋一〉
ならわ・す【習わす/慣わす】
[動サ五(四)] 1 学ばせる。習わせる。「英会話を—・す」 2 習慣づける。慣れさせる。「深き山住みせむにも、かくて身を—・したらむは、こよなう心澄みぬべきわざなりけり」〈源・幻〉 3 こらし...
なれ【慣れ/馴れ】
慣れること。習熟。習慣。「—からくる油断」「場—」