は‐がい【羽交い】
1 鳥の左右の翼が重なる所。 2 鳥のはね。つばさ。「せめて—の今少し丈夫になるまでは」〈蘆花・思出の記〉
は‐たた・く【羽撃く】
[動カ五(四)]鳥が翼を広げて打ち合わす。はばたく。「鳥は憩うが如く見えしが、俄に—・く勢に」〈鴎外訳・即興詩人〉
はち‐じん【八陣】
中国の兵法で、古くから唱えられた8種類の陣立て。日本では、ふつう、平安時代に大江維時(おおえのこれとき)が唐から学んだという、魚鱗・鶴翼・長蛇・偃月(えんげつ)(または彎月(わんげつ))・鋒矢(...
はっか‐ちょう【八哥鳥】
ムクドリ科の鳥。全長27センチくらい。全体に黒色で、翼に白斑があり、額に冠羽をもつ。飼い鳥とされ、よく人になれる。中国・東南アジアに分布し、台湾の亜種を加令(カーレン)とよぶ。小九官鳥。ははちょう。
はっこう‐じけん【白虹事件】
大正7年(1918)に大阪朝日新聞が掲載した記事をめぐる筆禍事件。米騒動に関する記事の掲載を禁止した寺内正毅内閣を糾弾するジャーナリストの集会を報じた記事の中で、国に兵乱が起こる凶兆を意味する「...
はと【鳩/鴿】
ハト目ハト科の鳥の総称。スズメ大から鶏大のものまで大きさはさまざまで、色彩もさまざま。比較的頭が小さく、翼が発達してよく飛ぶ。くちばしを水につけたまま飲むことができ、主に果実・種子を食べる。ひな...
はなち‐どり【放ち鳥】
1 翼を切って池に放して飼う鳥。「島の宮勾(まがり)の池の—人目に恋ひて池に潜(かづ)かず」〈万・一七〇〉 2 飼っている鳥を逃がすこと。特に、放生会(ほうじょうえ)のとき、死者の追善のため鳥を...
は‐ね【羽/羽根】
1 鳥の全身を覆う羽毛。 2 ㋐鳥が空を飛ぶための器官。翼。「—を畳む」 ㋑(「翅」とも書く)昆虫の飛ぶための器官。 ㋒翼状のもの。特に、器具・機械に取り付けた翼状のもの。「飛行機の—」「外套の...
羽(はね)を交(か)わせる鳥(とり)
「比翼(ひよく)の鳥1」に同じ。「生きての世死にての後の後の世も—となりなむ」〈大鏡・師尹〉
羽(はね)を並(なら)・ぶ
1 《中国の、比翼の鳥の伝説から》男女・夫婦がこまやかな愛情で結ばれる。羽を交わす。「木にもおひず羽も並べで何しかも浪路隔てて君を聞くらむ」〈拾遺・雑上〉 2 臣下が協力して主君を助ける。「公(...