はく‐しゅ【白首】
白髪の頭。白頭。また、老人。
はくとう‐おう【白頭翁】
1 しらが頭の老人。白髪の老人。 2 ムクドリの別名。 3 オキナグサの根。漢方で、乾燥させたものを下痢止めに用いる。
はく‐ないしょう【白内障】
水晶体が混濁して視力が低下する病気。瞳孔(どうこう)が白く見えるので、白そこひともいう。糖尿病や外傷によるもの、先天性のものなどがあるが、老人性のものが多く、手術により視力の回復を図る。
はと‐の‐つえ【鳩の杖】
《ハトは食物をとるときにむせないということにあやかって》握りにハトの飾りのある老人用の杖。昔、中国で宮中から老臣に与えられたもので、日本でも80歳以上の功臣に宮中から与えられた。はとづえ。きゅう...
はんきょう‐しょうじょう【反響症状】
他の人の言葉・動作・表情をまねる病的な状態。統合失調症や老人性の認知症などでみられる。
はんしちとりものちょう【半七捕物帳】
岡本綺堂による小説。また、そのシリーズ名。明治時代の東京に住む老人半七が、自身が岡っ引きとして関わった幕末期の事件について新聞記者に語るという体裁の、時代物連作娯楽小説。全68編。第1作「お文の...
ばいたんおう【売炭翁】
唐の白居易の詩の題名。炭焼きの老人が苦労して焼いた炭を、宮中の役人に勅命だといってただ同然で買い取られてしまうことを詠じた風刺詩。新楽府(しんがふ)の一。
ひげ‐かび【鬚黴】
ケカビ目の菌類の一種。でんぷん質の物に生えるカビで、胞子嚢(ほうしのう)の柄が長さ30センチにもなる。菌糸は銀白色で、老人のあごひげを思わせる。胞子嚢は熟すと黒色。
ひ‐たき【火焼き/火焚き】
1 火をたくこと。 2 昔、夜間の照明や警護のために、かがり火や庭火などをたいたこと。また、その役目。「御—の老人(おきな)」〈記・中〉 3 火をたく所。いろり。〈和名抄〉
ひむろ【氷室】
謡曲。脇能物。宮増(みやます)作といわれる。朝臣が丹波の氷室山に立ち寄ると、氷室守(もり)の老人が氷を都へ運ばせるいわれを語り、やがて氷室の中から氷室明神が現れ、采女(うねめ)が氷を運ぶのを守護する。