いい‐だし【言(い)出し】
1 人よりも前に言うこと。はじめに言うこと。また、その人。「お若い方々前に置いて老人(としより)の—は怪しからぬようなれど」〈露伴・いさなとり〉 2 話・歌などの最初の言葉・文句。
いえなきこ【家なき子】
《原題、(フランス)Sans famille》マロの児童文学作品。1878年刊。孤児の少年レミが、旅芸人の老人に引き取られ、さまざまな旅と人との出会いを通じて成長していく過程を描く。
いき‐ざい【遺棄罪】
保護責任者でない者が、老人・幼児・障害者や保護の必要な傷病人を、あえて移送や隔離するなどして保護のない状態にする罪。刑法第217条が禁じ、1年以下の懲役に処せられる。単純遺棄罪。→保護責任者遺棄等罪
い‐じょう【以上/已上】
[名] 1 数量・程度・優劣などの比較で、それより上の範囲であること。数量では、その基準をも含む。「七〇歳—の老人」「期待—の大活躍」「君—の実力がある」⇔以下。 2 それより前に述べたこと。...
いっ‐こく【一刻】
[名] 1 わずかな時間。瞬時。「—を争う」「—も早く」 2 昔の時間で、一時(ひととき)の4分の1。今の約30分間。→刻 [名・形動] 1 頑固でわがままなこと。また、そのさま。「—な老人...
いまむかしあやつりねんだいき【今昔操年代記】
西沢一風の著作。享保12年(1727)刊。上下2巻。豊竹座・竹本座のひいき客同士の言い争いを老人が仲裁するという体裁で、浄瑠璃の歴史や太夫の語り口への批評をまとめたもの。
い‐もん【慰問】
[名](スル)不幸な境遇の人や、災害・病気で苦しんでいる人などを見舞うこと。「老人ホームを—する」「—品」
い‐ろう【遺老】
1 生き残っている老人。 2 先帝に仕えた旧臣。亡国の旧臣。
いんきょ‐しごと【隠居仕事】
老人が勤めをやめてからする、生計に直接かかわりのない仕事。
うす‐ば【臼歯】
1 奥歯。きゅうし。 2 すり減って臼のような形になった老人の歯。〈和名抄〉